診療看護師の資格を活かして転職活動を進める流れ

事前準備

まずは事前準備をします。転職の目的を明確にして、希望する職場のイメージを具体的に持つようにしてください。自分が診療看護師としてどのように活躍していきたいのかをあらためて確認します。その上で、自分の長所を挙げていきましょう。これまでの経験の中で、自分の強みとなる部分や実績をまとめてください。これは、履歴書の作成や面接でアピールする際に役立ちます。事前準備は余裕を持って始めてください。転職を希望する時期の半年前にはやっておきましょう。

情報収集

次に、情報を集めて自分に合った職場を客観的に判断します。具体的な仕事内容や診療科の種類について、できるだけ多くの情報を集めましょう。条件や待遇だけでなく、職場の雰囲気なども知りたいところです。自力で情報を集めるのが難しい場合は転職エージェントなどのサービスを活用するのもおすすめです。情報収集は転職を希望する時期の4ヵ月前までには始めてください。

応募書類の作成

自己分析の内容に基づき、応募書類を作成します。ほとんどの場合、応募の際には履歴書と職務経歴書の提出を求められます。事前準備で確認した具体的な転職理由などを基にして記載していきます。また、この内容は面接でも聞かれます。志望動機を記入する際には、情報収集の際に得た情報も活用してください。例えば、「貴院は○○の分野に精通しており、診療看護師として自身のスキルを活かせると思い～」といった具合です。書類選考の時点で不採用にならないよう、記入ミスがないか入念にチェックしてください。

面接

書類選考を通った後は面接に進みます。事前にどのような質問がされるかを予測し、シミュレーションしておきましょう。質問に回答する際には、自身の長所やアピールポイントを交えるようにしてください。面接対策は転職エージェントでも実施しているので、それらのサービスを活用するのもおすすめです。なお、志望動機や転職理由は必ず聞かれます。この質問に対して上手く回答できなければ、採用される確率は一気に下がります。仕事に対する熱意だけでなく、「なぜこの職場を選んだのか」を伝えられるようにしましょう。

退職手続き

内定が出た後も油断してはいけません。転職を成功させるには、現職を円満に退職する必要があります。余裕を持って退職手続きや引継ぎをできるようにしましょう。上司には早い時期で退職の意思を伝え、引継ぎの準備を始めます。状況によって異なりますが、退職の意思を伝えてから実際に辞めるまでの期間は3ヵ月ほどあるとよいでしょう。