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日本の診療看護師ではなく海外のNPとして働く

これからの医療を支えるキーパーソン

海外で活躍したいなら

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NP制度のある国で働く

日本の診療看護師は医師の指示がなければ診療を行うことができません。より踏み込んで医療に携わりたい人は海外のNP(Nurse Practitioner)資格を取得し、海外で働くという方法もあります。NP制度を導入している国に留学し、資格を取得すれば日本人でもNPとして海外で働けます。NP制度を設けている国はいくつかありますが、その中でも特に資格保有者の数が多いアメリカで資格を取得する方法を紹介します。

英語力は必須

アメリカで資格を取得するためには、アメリカの大学院で養成課程を修了しなければなりません。そこで必須となるのが英語力です。必要な英語力の目安はTOEFLのiBT83以上です。不安な人はまず英語を学びましょう。TOEFLについては以下の公式サイトを確認してください。

TOEFL iBT試験について確認する TOEFLWebサイト

登録看護師の資格を取得する

続いて、日本の正看護師資格に相当する「登録看護師(Registered Nurse)」を取得します。資格を取得するためには「CGFNS(The Commission on Graduates of Foreign Nursing School)」の試験に合格した上で、「ATT(Authorization to Test)」と呼ばれる、看護師資格試験「NCLEX-RN(National Council Licensure Examination- Registered Nurse)」を受験するための許可書を得る必要があります。ATTは各州の看護協会が審査し、発行しています。一部の州ではCGFNSの試験が免除されているので、事前に確認しておきましょう。NCLEX-RNは英語で出題され、コンピューターを用いた「Computer-adaptive test」形式で試験を行います。なお、受験者の予定に合わせて予約できるので、NCLEX-RNに合格すればアメリカでの登録看護師資格を取得できます。以下にCGFNSとNCLEX-RNの公式サイトを紹介するので、こちらも参考にしてください。

CGFNS試験について確認する CGFNSWebサイト

NCLEX-RN試験について確認する NCSBNWebサイト

学位を取得する

アメリカの看護系大学院は、入学条件として看護学の学位の取得が義務付けられています。事前に看護大学で学び学位を取得していれば問題ありませんが、専門学校を卒業している人は学位の取得が必要です。

働きたい州を選ぶ

アメリカのNP資格は公的資格ですが、国家資格ではなく州資格です。そのため、州ごとに教育課程が異なり、違う州で働きたい場合は資格を取得し直す必要があります。大学院に入学する前に、まずはどの州で働きたいのかを選びましょう。

養成課程で学ぶ

登録看護師の資格と学位を取得した後は、大学院で学びます。養成課程は修士課程と博士課程の2つがあり、その内容は州や大学院によって異なります。NP養成課程について、博士課程へ完全に移行すべきという声も多いようですが、現段階では修士課程でも資格の取得は可能です。養成課程を修了し、試験に合格すれば正式にNPの仲間入りです。
以上が海外でNPとして活躍する方法です。見て分かる通り非常に高いハードルを越えなければなりませんが、それだけ大きなやりがいを得ることができます。

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