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診療看護師に求められるスキル

これからの医療を支えるキーパーソン

どのようなスキルが求められるのか

どのようなスキルが求められるのか

アセスメントスキル

看護におけるアセスメントとは、患者から得られる主観的情報と観察の結果得られた客観的情報を基に、課題を分析することです。医療行為が認められている診療看護師には、一般的な看護師よりも包括的なアセスメントスキルが求められるでしょう。効率よく情報を集め、判断する力が必要です。

マネジメントスキル

特定の医療的処置を行う診療看護師は、医師がいない場面で複数の患者に対応するケースもあります。時間や場所、病状を問わず公平かつ効果的な医療的判断を下すためには、医療的処置マネジメントスキルが求められます。

看護実践・管理スキル

診療看護師には熟練した看護実践スキルも求められます。論理的な思考と正確な看護ケアに基づいて患者のケアを行います。看護実践スキルの要となるのは「ニーズを把握する力」「ケアをする力」「協働する力」「意思決定を支える力」の4つです。幅広い視野を持ち、最適な手段を選ぶ判断力が必要です。
それと同時に求められるのが看護管理スキルです。一般的な看護師よりも専門的な知識を有し、裁量もあるためスタッフの指導役として管理業務を任せられることも少なくありません。また、他職種が上手く連携していくための調整役として動くことになるため、チーム全体をまとめる力も必要です。業務や研修を通して日頃から周囲とコミュニケーションを取り、問題解決力を磨く姿勢が求められます。

システムの活用・開発に関するスキル

近年は医療現場のICT化が進んでいます。電子カルテや診療報酬の請求のために専門的なシステムを導入している職場も少なくありません。医療・保健・福祉に関するシステムに携わる際には、個人情報や検査データなどのデリケートな情報を扱うことになります。そのため、システムの活用・開発スキルが必須です。より効果的に業務を進めるためには、現状の問題点を見つけ、新たなシステムを考案・開発することも重要です。普段の業務の中でICT化できるポイントはないか、常にアンテナを張っておくようにしましょう。

倫理的意思決定スキル

看護師として働く上で避けて通れないのが倫理的な課題に対する意思決定です。「その人らしい最期とは何か」「治療方法について悩む患者や家族への寄り添い方」など、悩ましい場面に遭遇するケースも少なくありません。臨床看護では、患者や家族だけでなく医療・介護スタッフなどの専門職を交えながら課題解決に向けて動いていきます。診療看護師は中心的役割を担うため、最善策を見出すための判断力が求められます。倫理的課題に取り組む際のアプローチ方法や考え方について日頃から勉強し、トレーニングを積んでおきましょう。

診療看護師を目指すなら!